親孝行

月に1回ほど、母親に孫の写真や動画を送ってるんだけど、凄く喜んでくれるんで、こっちまで嬉しくなってくる。ホントはしょっちゅう直接会わせてあげたいんだけど、住まいが少し遠いんでたまにしか会わせてあげられない。

ただ、喜んでいる母親を見たり、姉から様子を聞くのは凄く楽しい。

  父親は10年程前にガンで亡くなっている。肝臓ガンが発覚した時、実家に住んでいたのは、父、母、自分の3人だけ。自分は独身、彼女無し、仕事でも行き詰まっていて、家族ともほとんど会話はなかった。というか自分から話しかけることはなかったってほうが正しいかもしれない。父はガンがわかっても表向きは毅然としていていつもと変わりはなかったけど、母の方が取り乱して日に日に衰弱していく感じがした。自分が小さかった頃、よく父が母に怒鳴って母が泣いてたりしてたから離婚すればいいのに常に思っていたけど、自分が知らないところで2人は繋がっていたんだなと気づいた。

  当然、より会話が少なくなり、家の中の雰囲気は最悪だった。そんな時、旦那さんの仕事の関係で東京に行っていた姉が家族全員で実家に戻ると言ってくれた。孫2人(3歳と1歳)も連れて!旦那さんも地元に戻りたかったらしく、仕事をやめてこちらで仕事を探すとの事。孫2人がやってきた家の雰囲気は一変した。笑い声と笑顔に満ち溢れた。子供の持つ力って凄いと実感した。子供には父が病気など関係ない。とにかく、父や母に遊んでほしくてくっついていく。父や母はそれが嬉しくてしょうがない。

子供とは希望そのものというありふれた言葉だけど肌で感じた体験だった。

   その後、4年程して父は亡くなった。痛みなどあったろうけど、あまりそれを表面に出すことなかった。

   自分は会社を辞め、新しい会社に勤め結婚し、子供も生まれた。母が喜んでくれるのを見ると、父にも会わせてあげたかったという思いと本当に親不幸な子供だったなと思いとに襲われる。親が子供を喜ばせるのは大変だが、子供が親を喜ばせるのは何と簡単なお仕事ことか、誰かが言っていた。顔を見せるだけで、声を聞かせるだけで喜んでくれる。

  情緒不安定なのと、昨日、溜まってて写真や動画を大量に送って、とても母が喜んでくれたので色々なことを思いだしてしまいました。

   

   さて、今夜もゲームオブスローンズどれだけ見れるかな。1話は最低見たいな。衝撃シーンなると妻がいると気まずいのがたまにキズですが(^^)

 

では、また〜